2018年2月4日日曜日

MBP-19 第56回愛媛マラソン

19回目にして、初めて愛媛県の大会の伴走をさせていただきました。

昨年の愛媛駅伝の予選会が終わった後、過去2回ご一緒させて頂いて
いる方からお誘いがありまして、もちろん即答でO.K.の返事をしました。

視覚障害者の伴走は認知されつつあるかと感じてますが、今回4年振りに
一緒に走らせていただいた方は、目と耳が不自由な「盲ろう者」です。

久々ということもあり、1月のハイテクマラソンが終わってから、
本人と合図の確認と、自分の大会よりも真面目に、ひとりでの練習を続けてきました。

ちなみに、過去に2回の日記です。

1度目は「ぶどうの里ふれあいマラソン大会」
盲ろう者との初めての伴走でした。
https://365days-running.blogspot.jp/2013/09/mbp-10-22.html

2度目は「青島太平洋マラソン大会」
本人のトラブルがあり、盲ろう者の伴走の難しさを痛感いたしました。
https://365days-running.blogspot.jp/2013/12/mbp-11-27.html


愛媛県内では大会前から極寒の中の大会になるという報道がありましたので、
伴走でも身につけないタイツよネックウォーマーをして走りました。

コースは、ブラインドランナー(盲ろう者も)にとっては
段差や滑りやすいところがないので走りやすいコースだと思います。
レース後、ご本人も走りやすいコースとおっしゃってました。

私の誤算は、事前に5kmぐらいでランナー渋滞がばらけてストレスなく
走れるとご本人に伝えておりましたが、サブ4前後のクラスとなると、
終始人混みの中を走らねばならなかったので、人とぶつかるケースが多く、
申し訳なかったと反省しております。

ご本人はご自身の半分以上の大会でサブ4で走られていたので
今回もサブ4を目標とされておりましたが、20km過ぎからペースが
落ち始めました。サブ4には届きませんでしたが、後半の坂でも粘り
強く走り続けられ、4時間14分44秒で走り切りました。

写真のアンパンマン列車のおもちゃは、写真を取るときに
近くにあっただけです(笑)



30kmあたりからお腹をさすっていたのですが、ペースが落ち始めた
20km過ぎからお腹の調子が悪かったとおっしゃっていたので、調子が
悪い中でも、後半の上りでもペースを保って走られて立派だったと思います。

せっかくの県内の伴走でしたので、ご本人には届かないのは
わかっておりましたが、私からのメッセージの意味も込め、
ラスト1kmで独唱しました。大学の校歌より有名な寮歌です。

都ぞ弥生の雲紫に
花の香漂う宴遊(うたげ)の莚(むしろ)
尽きせぬ奢(おごり)に濃き紅や
その春暮れては移ろう色の
夢こそ一時青き繁みに
燃えなん我胸想(おもい)を載せて
星影冴(さや)かに光れる北を
人の世の 清き国ぞとあこがれぬ

ご本人に勇気をいただきましたので、次は私の番です。

マスターズ駅伝はメンバーに入れるかわかりませんが、
クラブ駅伝では、Cチーム(4部)になったとしても
しっかり走りたいと思います。

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