2013年9月16日月曜日

MBP-10 第22回ぶどうの里ふれあいマラソン大会

開催されたのは昨日でしたが、帰って来たのが今日でしたので
一日遅れての報告になります。

ついに(というか、やっとですね)10度目の伴走となりました。
最初に伴走を予定されていた方がケガで出れなくなり、場所が岡山で
したので、2週間前に急遽お供させて頂くことになりました。

今までと違うのが、今回のご主人さまは目だけでなく耳も不自由な方。

つまり、盲ろう者です。

正直言って全く自信はありませんでした。
視覚障害のみの方の伴走では目に見えている状況や通過タイムなどを
終始声に出し続けますが、今回は全て合図で行わなければなりません。

事前に電話で話すこともできませんので、メールで合図をやり取りしていた程度でした。
当然、意見の食い違いは出ております。。。

コースは20kmですが、ほとんどが急な登り下りでカーブも多く平坦な所は殆どない所でした。
しかも当日の大雨で路面が滑りやすいという不安要素も抱えながらスタート。

キロ5分ペースで走りきりたいと伺っておりましたが当日の雨で
目標は下方修正しましたが、最初の5kmは25分で通過。

ここからがご本人にとっては苦しかったようです。
登りが長く続くため登っている途中でもまだ続くって合図(私のアドリブです)を
入れた所、苦笑い気味で返事してくましたので、ある程度の意思疎通ができたと思いました。

ただ、無言で合図だけを送り続けるのは無理だと分かってましたので殆どの合図は
話しかけながら行いました。中盤以降はキツいコースでキロ5分をキープするのは
難しかったようですが、1時間48分36秒でゴールされました。

耳が不自由な場合、周りの音(自動車やバイク)に対するケアが要らなかったり
路面状況等を細かく説明することができないのは事前に分かっていたことでので
思っていたよりも上手くいったと思いました。

今回は手話のガイドさん(今回のご主人さまはB2クラスなので若干視力はある方です)
にも来てもらってたので、スタート前やゴール後には随分と助けられました。

10度目の伴走で、新たな試練を与えて下さった1日でした。






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