2016年11月5日土曜日

瀬戸内国際芸術祭(大島)

2016年の瀬戸内国際芸術祭は残すところあと1日になりました。
お恥ずかしながら、瀬戸芸がなければ、大島の存在を知らずにいたかもしれません。

相方とも1度は行ってみたいと話しており、ついに訪れる日がやってきました。
他の島とは違い、臨時の海上タクシーで上陸いたしました。

最初に目にしたのが青松園。

ハンセン病の島ということもあり、非常に静かな雰囲気を感じました。
大島の概要については、こちらをご参照ください。
http://www.nhds.go.jp/~osima/Seienk.html

島内はこえび隊のガイドによるツアー形式での見学となりました。
ハンセン病の後遺症で視覚障害となった方のために各所にメロディーが流れたり、
道の両端に手摺りが設置されていたりと、特別な島であることを感じさせられました。

田島征三さんの作品がメインになりますが、全ての作品が島内で生活せざるを
得なかった方々を印象づけるようなものでした。

この写真に写っている船は、以前に使用されていた療養施設の北側を北海道と
位置付けられていたことを示している作品です。


また、四国八十八箇所のお遍路ができない入所者の皆様のために八十八箇所の
お地蔵様が設置されていたりと、出来る限りの配慮がされている印象を受けました。

こちらの作品は青空水族館。
他の作品もそうですが、最も悲しみを感じる作品でした。

つながりの家は写真撮影NGでしたが、他の作品も実際に生活されていた
部屋を利用して造られたものでした。当然、納骨堂も撮影禁止でした。

写真には納めましたが、私ではweb上にUPすることはできません。
解剖台です。そうです、亡くなられた方を解剖するためのものです。
この島に来られる際に、同意書にサインささられたそうです。

正直、アートを楽しむことはできませんでしたが、
考えさせられることばかりで、行って良かったです。

次回の瀬戸芸は3年後になりますが、今回行けなかった
小豆島や男木島、女木島に子供を連れて行きたいです。

















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